魔法使いと人間の関係について
こんにちは、コル・トワノです。今回は魔法使いと人間の関係について書いていきたいと思います。
僕の世界では、魔法使いと人間の関係は至って良好です。
とは言え、年毎に魔法使いの人数自体が減っているため、魔法使いにしか出来ない役割を突然押し付けられる事も少なくはありません。勿論、そういった様々な役割に関しては、大学所属の魔法使い皆で協力しながらこなしています。
一部例外があるとすれば、異世界専門の旅行会社に勤務している魔法使い達でしょうか。
海外旅行における飛行機のような役割を果たす魔法使いは、文字通り少数精鋭となっています。
狙い通りの異世界へ安全に瞬間移動するのはとても難しく、魔法使いであっても異世界旅行の際は旅行会社を頼るのが常識だと言われているほどです。ちなみに、旅行会社に勤務している魔法使い達は大学にも所属していて、いわゆる兼業のような状態となっています。そのため、彼らに関しては緊急事態を除き大学の業務は免除されているので、一部例外、と言ったのはそれが理由です。
ところで、先程「異世界に安全に移動するのはとても難しい」と言いましたが、昔の僕はむこうみずだったため、1度だけ自力での異世界旅行を試みた事があります。その時は、どこだか分からない森の上空に突然投げ出され、まさに絶体絶命だったのを覚えています。
先日、旅行会社で働いている魔法使いのはとこ(祖母のお兄さんにとって孫にあたる人です)にその話をしたら物凄く怒られました。
そんなわけで、僕もほどほどに働きづめの毎日を過ごしています。僕が今住んでいる場所に引っ越してきたのも、魔法使いとしての役割をこなすためだったりします。要は、呼び出しがかかった際の交通費削減のためです。なので今は、昔祖母が住んでいた一軒家に、僕と兄の2人で暮らしています。良い家なのですが、2人暮らしをするには少し広くて、なかなか掃除が大変です。もし魔法が使えなかったら、掃除自体を放棄していたんじゃないかなとたまに思います。
そういえば、僕はいずれ配信を行いたいと考えているのですが、そうなると当然部屋が映ることになるわけなので、見える部分だけでも、もう少し綺麗にしないとですね……。
片付けであったり、回線?であったり、色々と課題は山積みなのですが、異世界の皆さんとリアルタイムで会話を行える機会は貴重だと思うので、何とか頑張って準備するつもりです。
コル・トワノ
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